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☆クロスカディア☆
*ライトファンタジー。すべて書き下ろしです。
★小説(文庫本)★
☆全6巻 作:神坂一/画:谷口ヨシタカ 富士見ファンタジア文庫
☆文庫未収録短編「クロスカディア・ワールドガイド 月ニ翼ノ影ヲ見ン」
(ドラゴンマガジン2003年12月号掲載)
★公式サイト★
TURNINGPOINT
(イラストの谷口ヨシタカ先生のサイト)
1巻:月メグル地ノ来訪者タチ
(→表紙絵)
バージェス・シティ修練学校に通うシンドレッド=カイラムは、いつの間にか向かいに座っていた少女:メイに、注文したサンドイッチを半分食べられた上に、部下その二に任命されてしまう。変なヤツは無視するに限る、とシンが窓の外に視線を移した瞬間、テーブルに破壊型の律崩術がさく裂した。
翌日。修練学校の実地研修を終えて帰宅したシンは、自分のベッドの上に、昨日いつの間にか店から姿を消していたメイを見つける。シンはそのまま、記憶をなくし何者かに狙われているメイを保護することになってしまう。
彼女の「におい」をかぎつけ襲い来る魔妖族(。そのディーヴァの攻撃で致命傷を負ったはずのメイは、アイテムを使わずに律崩術(を発動させ反撃する。鱗竜族(の国からの留学生:レゼルドの乱入によりディーヴァは退却したものの、「メイを死なせかけた」―――その事実は、シンの心に重くのしかかる―――
2巻:影メグル地ノ邂逅者タチ
(→表紙絵)
野良犬との、生ゴミを賭けた戦いに敗れた女:ラフラ・リフラは、パンをくれた通りすがりの少女:メイに服従を誓う。
転校生:リドニーに誘われて、生まれて初めて術動車(に乗せてもらい、上機嫌で帰宅したシン。しかし、居候のメイが、勝手に生活資金(メイいわく、発掘に成功した埋蔵金)を使い込んでしまい、突然貧乏のどん底に。
人間に化けた3人の魔妖族(の刺客のひとり:イリスは、出来るならメイの正体を探れ、という外務卿:ブルジオラスの命に従い、リドニーの部下を名乗ってメイを訪ねる。しかし、メイにディーヴァであることを簡単に見抜かれた上に、屋根の上のラフラ・リフラに殺気をぶつけられ、動揺して退散。ディーヴァの刺客たちは、イリスと、剣術の授業でシンに負けたリドニーの報告から、メイが襲撃を見越して腕の立つ部下を集めているのだと思い込み、メイの調査を中止して敵の各個撃破を実行に移す。
警邏隊員(に化け、寮のレゼルドを襲撃したディーヴァたちは、翌日、クラスメートに化け、学校でシンを抹殺しようとするが、同様にクラスメートのひとりに化けていたレゼルドに阻まれる。シンとレゼルドは、クラスメートを巻き込むまいとして外に出ようとするが、ディーヴァは律崩術(で廊下を崩壊させる。ディーヴァであることを見抜かれた刺客たちは、本来の姿に戻り、メイを抹殺すべくシンの家に向かうが、メイは偶然買い物に出かけて留守だった。
間一髪で廊下の崩壊に巻き込まれずにすんだシンとレゼルドは、ディーヴァを追ってシンの家に向かう。途中で偶然、買い物に出ていたメイとラフラ・リフラに会うが、メイののんきな声に逆上したシンは、思わずメイの胸倉を掴み上げる。
----崩れ落ちた学校の廊下。いくつもの呻き。ディーヴァの攻撃で知り合いが死んだかもしれない。
----メイさえいなくなれば----必死で抑えようとしても、シンは、その思いを消し去ることはできなかった。
3巻:風ワタル地ノ放浪者タチ
(→表紙絵)
ほとんど誘拐拉致に近い状態で、レゼルドの故郷:北の大陸(に向かう列車に乗せられて。ずるずるとメイたちに同行している自分自身にもいらついて。不機嫌極まりないシンだったが、生まれて初めて見た海に、現金にもあっさり機嫌を直したらしい。
ようやく旅を楽しむ気分になったのもつかの間。メイを狙って襲い来る魔妖族(によって列車の天井と壁が吹き飛ばされ、シンとメイは、追撃を振り切ろうと猛スピードで走る列車から転落してしまった。レゼルドとラフラ・リフラ、そしてディーヴァが必死に探し回る中、シンとメイはひとりの女ディーヴァに出会う。シンたちの味方だと名乗るその女ディーヴァは、仲間と合流したら東の町に向かえ、とだけ言うと姿を消した。
半獣化した、憑霊族(のラフラ・リフラがメイのにおいをかぎつけ、シンたち4人はあっさり合流を果たし、東に向かって歩き出す。徹夜で山道を歩いて疲れ果てた4人の前に、とうとう町が姿を現した。
ディーヴァの追撃を避けるため、その町から直接船に乗って北の大陸に向かいたいところだが、50年前の大きな戦争で戦場となった町の住人たちは鱗竜族(にいい感情を持っておらず、北の大陸に船を出してくれそうな人は見つからない。食堂の主人が人を紹介してくれると言うが、現れたのはリオン教の教父(:マルセイ。・・・どうやら「ありがたいお話」は長くなりそうだった。
4巻:風サワグ地ノ逃亡者タチ
(→表紙絵)
レゼルド=ギノス=レジザノールの故郷:北の大陸(に着いたシン、メイ、ラフラ・リフラは、鱗竜族(の最高統治者三竜翁(から仮住まいを与えられる。しかし、ドラグノの監視の目を不審に思ったシンたちが買い物のフリをして尾行をまいた瞬間、律崩術(による攻撃がシンたちを襲った。
街から逃げ出したシンたちに女魔妖族(:ギソウルが合流し、4人はラフラ・リフラの故郷:東の大陸(へと向かう。その頃、ディーヴァの外務卿:ブルジオラスはメイを追ってドラグノの国を訪れていた。レゼルドは、ブルジオラス一行の案内役を務めることになる。
ブルジオラス一行は逃亡を続けるシンたちに追いつき、その戦闘の最中、アクシデントでメイの腹部に律崩術剣()が刺さる。ブルジオラス一行はレゼルドの言葉で退くが、メイはディーヴァ以外には効かないはずの律崩術剣()で重症を負ってしまう。ギソウルはメイの力を解放するため、メイを月滴魚の中に落とし、そして―――光は膨れあがり、律崩術の法則が崩れた。
5巻:月眠ル地ノ反逆者タチ
(→表紙絵)
ネネス・トトルが率いる憑霊族(の翠月()の氏族は、彼女らが神と崇める月:ルファードリオンの封印を解くために、メイの両親を助けるため神々の世界:「月」へ行こうとするシンたちに助力する。それを神々への反逆とみなす皓月()の氏族は、メイを殺すよう命令を受けたブルジオラス一行と手を組み、翠月のキャンプを追っていた。
ルファードリオンがいるクロネオンの月へ至る道は封じられているため、シンたちはリュキュートが座するヴァータの月を目指す。翠月の氏族が皓月の氏族を足止めしている間に、シン、メイ、ラフラ・リフラ、ギソウル、それに途中参戦したレゼルドの5人は月へと至る「道」にたどり着く。
シン、メイ、ラフラ・リフラは一足先に「道」へ飛び込み、ギソウルとレゼルドはブルジオラス一行の足止めを引き受ける。しかし、レゼルドがシンたちを追いかける前に五つ目の月が沈み、「道」は閉ざされてしまう。
6巻:星メグル地ノ訪問者タチ
(→表紙絵)
シンたちは、メイの先導で白い通路をひたすら進む。通路を抜けた先は、メイの親:魔妖族(との間に子供をもうけた罪で封印された神ルファードリオンの領域。ルファードリオンに仕える憑霊族(:リュクセノール・リグドやラシール・フラクタルたちを説得したシンたちは、彼らと共にルファードリオンのもとへと向かう。
ルファードリオンの解放を阻止するため、他の4人の神は彼らに仕えるリワーダーをルファードリオンの領域へと送り込む。そのころ、メイたちを追うブルジオラスとグィツは奇襲でリワーダーを倒し、神の領域での通行証となるリストバンドを手に入れていた。敵対するリワーダーたちに発見されたシンたちは攪乱戦をあきらめ、強行突破に切り替える。
神に「招待」されたブルジオラスとグィツは、ルファードリオンが封印されているクリスタルの柱の前へと導かれる。ルファードリオンと共に封印されているメイの父親は、ディーヴァの前王:ゾルガメイルだった。
(文庫未収録短編。ドラゴンマガジン2003年12月号掲載)
(文庫化の予定は無いようです。分量は、イラストを除いて雑誌で5ページぐらい。時系列的には、本編2巻の別キャラ視点。)
ゴシップ雑誌「バージェス・ウイークリー」の記者をやっている「俺」は、ある夜、月を横切る翼を目撃する。その翼の正体が、ひと月ほど前にこの街で事件を起こした魔妖族(ではないかと考えた俺は、スクープを求めて聞き込み取材を開始する。
前回の事件に巻き込まれたらしい学生の家を訪ねるが、当人は留守。家にいたメイとかいう女の子()の証言によると「(ディーヴァが)クッキー持ってきた。」もうひとりの変な格好の女:ラフラ・リフラが言うには「(ディーヴァを見たことは)ない。」俺はようやく修練学校から帰る途中のシンドレッドを捕まえるが、サンドイッチセットをおごらされてしまう。
☆このページの素材はぐらん・ふくや・かふぇさんから頂きました(大感謝!)
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制作&管理:時珠泉流