ある朝目覚めたら、妹がリスになっていた。家じゅうの至る所に変なドアができていた。世界中がおかしくなっているのに、皆はそれが「普通」だと言う。
とまどうミヤの前に現れたのは、ごちゃまぜになった世界を少しずつ直して回っているという、レンチを持った男:シュリン。ミヤ(曾根崎美弥)は、妹のチサ(智紗)とともに世界を直す旅に同行することにする。ドアのひとつをくぐり抜けた先は――むかしの外国映画に出てくるインチキ日本を思い出させるような世界だった。
某月某日。妹が触手になった。あまりのことにショックを受けたミヤは、無理矢理そこらのドアからシュリンを引きずり出し、修繕に出かけることにする。
間違ってドアの中に入ってしまった同級生:樫村コウを探すため、ドアに飛び込んだミヤたち3人を待ちかまえていたのは、銃を手にした人々だった。彼らは、行き過ぎた妹文明の発達により人類に牙を剥いた「妹」と戦っているのだという――。
ちょっと直ってもやっぱり変なままの世界では、巨大怪獣と化してビームとか出しちゃう「ハチ」が脅威となっていた。「ハチ」を何とかするために修繕に出かけたミヤたちが向かった先は――ミヤがよく知っている「普通」の世界だった。
しばらく前。世界がおかしくなったらしい。とはいえ、ミサにとってはこれが「普通」の世界。ミヤは世界を元に戻そうと頑張っているが、ミサから見ると頑張りすぎて疲れているように見える。それに――もとに戻るのはそんなにいいことなのだろうか?
お化け屋敷のような世界に飛び込んだミヤたちは、世界がおかしくなる前の記憶を持っている姉妹:有楽美と通楽美に出会う。その姉妹の家に一晩泊めてもらうことになったミヤたちだが、翌朝目が覚めると、ミサと通楽美とレンチがいなくなっていた――。
日曜午後。いつものように修繕に出かけたミヤたちは、レトロな昭和っぽい世界にたどり着く。しかし、そこにプロフェッサーMと名乗る人型ロボットに乗った老人が現れ、レンチを持ち去ってしまう。
いつの間にか変身魔法少女になっていたミヤ。しかし、その変身後の姿は、アスモデウス・ミヤというヤバいシロモノらしい。最近ミヤの様子がおかしいことを心配した同級生:樫村と真砂子は様子を見にミヤの家を訪れるが、間違ってドアの中――メルヘンチックな世界に入ってしまった。
なんだかいろいろあった結果、事態はクライマックスを迎えていた。ミヤたちの前に立ちはだかるのは、この混乱を引き起こした張本人:次元取締役ティア。しかし彼女は、世界をまぜこぜにしたのはシュリンたちだと言うが――!?