人類が光の速度を超えたのは、ほんの百年ほど前のこと。既に太陽系のあらゆる星に進出していた人類は、太陽系外の惑星に急激に進出し始めた。急激な入植は、さまざまな問題を引き起こし----二国共同で入植をはじめた惑星:ファーサイドは、領土問題から司法の空白地帯ができあがり、犯罪組織:ラガイン・コネクションを中心として、犯罪者の流入が続いていた。
無料トラブルシューティング・キャンペーン中のシェリフスター・カンパニーに寄せられたトラブル情報により、ファーサイドに派遣されたレティシア=マイスターとメニィ=マリオン。自警団のメンバーを助けたことにより組織とトラブルを起こした2人は、そのままシャトル:ワイヴァーンでラガイン・コネクションのアジトを潰しに向かう。
ラガイン・コネクション、惑星ファーサイド研究施設の所長:コラードは、常人には不可能なワイヴァーンの回避行動に興味を持ち、侵入者をホールに誘い込む。ホールに残ったレティたちは試作走行獣機と。逃げたコラードを追いかけるメニィは、生体兵器と、それぞれ戦うことになる。
シューティング・スターと合流すべく移動する道すがら。接近してくる宇宙海賊の目の前で、宇宙船:ヴァルキリーをドラゴン・タイプに変形させては、逃げていく海賊を見て遊んでいるクイーン。
しかし、そんな宇宙海賊の一隻「ブラックホーク」が、意地を張り、主砲をヴァルキリーに向かって発射した。----シェリフスター・カンパニー、装備課所属、補給船「ヴァルキリー」。ちなみに非武装。
シューティング・スターに非常通信を入れたクイーンは、レティたちが来るまでの間、隠し通路に潜みながらハンディ・パソコンで船のシステムを制御し----あいかわらず、進入してきた宇宙海賊たちをからかって遊んでいた。しかし、海賊たちが偶然、その隠し通路を発見してしまう。
惑星ギルガメスのブルーアイズ・レイクで、観光客が死亡。TV局の取材を受けた漁師の1人が「あれはギルガザラスの仕業だ」と口走り----未確認生物めあての連中が大量にノーゼス・シティにおしよせた。ギルガザラスの調査、などという胡散臭い仕事を回されたレティシアは、適当な調査で「単なる事故」とする報告書を書いて終わらせるつもりだったのだが----警察署で被害者の写真を見たメニィは、動物にかまれた傷だ、と断定。
パワード・スーツを着用して湖に潜ったレティとメニィは、偶然、ギルガザラスを探す地元の人間と合流するが、彼らが載っていた船は浮かんできた流木に当たり、転覆してしまった。湖に投げ出されたレティの視界で動く何かの影と、赤く染まった水。レティは、なんとか湖のほとりの森にたどり着いたものの、通信機とパワード・スーツが故障し、孤立してしまう。そしてその夜、「何か」に襲われたレティは、パワード・スーツの中に逃げ込み、爆雷でなんとか相手を退ける。翌日、地面には、巨大な蛇がはいずったような跡が残されていた。
ギルガザラスを探す地元のグループの1人:マクニールと合流したレティは、街を目指して移動を始めた。途中で、組織を抜けたコラードに出会うが、メニィの能力に興味を持つ彼は、メニィを探しに行ってしまう。悲鳴を聞いて駆けつけたレティとマクニールが見たものは、全長数メートルの黒い影たちと、血に染まったザリルの帽子。黒い影たちは、今度はレティとマクニールに襲い掛かった!
今回の依頼は、ある政治家の三男坊:サイモンの、惑星:ローデルランドへの護送。珍しく分かりやすい仕事だと思ったのもつかの間。軽薄で騒がしいサイモンに、レティの血圧はどんどん上がっていく。レティやメニィの部屋に入ろうとしたサイモンに、レティはとうとうキレ、スタンググローブの電圧でサイモンを撃沈する。
数日後、サイモンがホテルから2人の男に連れ出された。レティは、相手が女でなければ問題ないし、彼が酷い目に合おうが知ったことではない、と放っておこうとするが、お豆腐を減らされることを心配するメニィの説得で、仕方なく彼を探し始める。レティとメニィは、サイモンを無事に取り戻したが、男2人を逃がしてしまう。
翌日、寄航地のダリングへ向かう途中、不明艦がシューティング・スターに攻撃を仕掛けてくる。相手のトラクタービームに捕まったシューティング・スターを、レティは相手に向かって突っ込ませた!
今回の仕事は、希少金属強奪事件の起きている惑星リーデルの鉱山での「採掘」と物資の安全輸送。どうして採掘まで、とかみつくレティシアだったが、チーム・シューティングスターが今まで壊した兵器の修理費の額と「業務命令」のことばの前には、うなずくしかなかった。
同様の理由で仕事を受けたチーム・モーニングスターと共に、クイーンの趣味で「伝統あるフォーマルスタイル」の作業着を着せられ、装備課のスタッフ:ワーナー=グラハムの指示で「体で直に感じる」ため、最初はつるはしで採掘作業をすることに。イーザー、サミィ、メニィはどうやら「土遊び」が気に入ったらしいが、ヴァルキリー艦橋乗務員
夕食中に襲撃してきた犯人を追跡する4人プラス部下その一
開発途中で放置された惑星:エベールは、犯罪者たちに目をつけられ、不法オークションの開催地となっていた。エベールの所有者:エウロパコロニー連合は、事件処理業者
惑星に到着した2人が目にしたのは、1人を除いて全滅させられた犯罪者のシャトル。連れ帰った生き残りの男は、メニィに似ているが、メニィより4・5歳年上に見える女に襲撃されたと言う。その惑星にはロブスター型シャトルに乗ったコラードもいて、「外をうろついている女」を探していた。
まさかその「女」は、メニィの血を手に入れたコラードが作り上げた、メニィのクローンでは!?
レティシアはメニィの能力について兄のティモシーを問いつめる。しかし、レティシアには、具体的にメニィのために何をすればいいのかが分からず、沈黙するしかなかった。チーム・シューティングスターは、クロフト社の大株主の遺産相続人:ルードの護衛につくことになる。
ヒッチハイクで大陸横断を目指しているらしいルードが、乗せてもらう車を探している時、黒服の男たちが3人に襲いかかる。レティシアとルードは難なく男たちを倒していくが、そのうちの1人がメニィを倒す。戦うために遺伝子操作で生み出されたメニィを、普通の人間が倒せるはずはない。その敵は、イーザーと同じ、左右で色の違う瞳を持っていた。突然現れたサミィとイーザーの援護により、その敵は退く。
警察の取り調べから解放された後、レティシアは父のランドルフにクロフト社の内部抗争をどうにかするよう言うが、彼は2週間後の役員会まで待てと言う。その頃、ティモシーはコラードに協力を求めていた。父が暗殺されるのではないかと心配したレティシアは、チーム・モーニングスターと別れ、メニィと共にランドルフの護衛につくことにする。