三ヶ月に一度の大きな市が立つ日。クルーガーから財布を奪って市を楽しむエリだったが、スリに財布を盗まれてしまう。その時に出会った青年:レヴィンはスリの弟で、盗賊団に入った兄を探して旅をしてきたという。エリはレヴィンと一緒に彼の兄を探すことにする。
エリが忘れていったサークレットを届けるため、クルーガーはレックスを脅してエリの世界に転送してもらう。その頃、文化祭の劇の王子役になったエリの弟:村瀬晃は、お姫様役で演劇部部長の真実にしごかれていた。帰り道で不良にからまれた晃は、空から降ってきたクルーガーに助けてもらい、クルーガーを一晩自宅に泊めることになる。
怒り狂ったバーざーから逃げるために魔法陣に飛び込んだレックスは、エリの世界に転送されてしまう。レックスはデパートの屋上で少年に出会い、事件に巻き込まれた少年の姉を助けることにする。
ゾムドに人間の生活を見せるため、ラーディーとゾムドは幻術で人間に化けて人間の町に出かける。2人はラーディーに恋しているバイザーと偶然出会い、一緒に町を回ることにする。
美人の湯の噂を聞きつけたエリは温泉に行きたいと駄々をこね、クルーガー、レックス、ロッドウェルと4人で温泉旅行に出かけることに。幻の銘菓:ベラミをお腹いっぱい食べたいエリと、故郷の弟妹のためにベラミでまとまったお金を作りたいデリーは、温泉の守り神「ののへら様」を探そうとする。
トレバ王国の王女:サーシアは、6年前、隣国ファインネルの王子クルーガーに一目惚れして以来、頑固にクルーガーを想い続けていた。呪いの儀式で、クルーガーに近づく悪女の影を見出したサーシアは、悪女を抹殺するべく腹心のギルディスを差し向ける。ギルディスは、市で騒ぎを起こしていたエリ、クルーガー、レックスと知り合い、一緒に夕飯を食べに行く。その最中に姫が城を抜け出したという知らせを聞いたギルディスは、急ぎトレバ王国へ戻る。
古い知人からの手紙を受け取ったロッドウェルは、30年前、彼が剣修行の旅に出ていた頃を思い出す。立ち寄った食堂で山賊の手配書を見たロッドウェルは、盗賊団の浮浪児たちを改心させるというマイラの心根に打たれ、山賊退治を引き受ける。