魔道士協会の依頼で、高価な魔法の道具を借りたまま返さないロード・ティランドーの居城に忍び込んだリナ。アイテムの奪還は成功するかに見えたが、リナの活躍を詩にして名をあげたいという、おっさん吟遊詩人：ユジーンの邪魔で任務は失敗。リナは近くの盗賊をしばき倒して、城に侵入した犯人にしたてあげようとする。
リナは、ウランバール魔道士協会から、幻の花と呼ばれるアニムジアの花見の場所を確保して欲しいと頼まれる。暇な仕事だと思って引き受けるが、同じく場所取りに来たウランバール賢者連盟のレナードと争うことになる。睡眠薬を盛られたリナは、場所を渡すまいとしてアニムジアが生えている地面をゴーレムにするが、レナードもゴーレムを作って攻撃を仕掛けてくる。
リナは、魔道士協会から逃げ出した危険な実験動物の捕獲を、研究チームの一員：ファーネスから依頼される。ファーネスは動物たちを殺さずに捕獲したいと言うが、研究チームの主任：イレネアは手段は選んでいられないと言う。実験動物（巨大なウサギさんやら、巨大な虫やら）を発見したリナとファーネス、イレネアとイレネアに雇われたナーガは、動物を追いかけるが、別のチームに先を越されてしまう。
以前レナードに師事していた女の子：マリアは、新しく見つけた金づる：カイナムをたぶらかしているトゲトゲつきショルダー・ガードを着た女を倒して欲しいとリナに依頼。なんだかんだで、リナ、ナーガ、マリアの３人は、金貨200枚につられて、カイナム争奪戦に参加することになる。
リナの釣った魚を勝手に食べた女：カミーラは、体の弱い弟：テリウスの代わりに父のレンジャーの仕事を継ぐため、ゴブリンを100匹狩らなくてはならないのだという。リナはオリハルコン鉱脈の場所という報酬につられて手伝いを引き受けるが、２人の前に現れたテリウスはどう見ても病弱には見えない。テリウスから事情を聞いたリナはテリウスと共にカミーラを追うが、２人の前にナーガが立ちはだかる。
ウィンボウ・シティの領主の娘：リュスティーナが、大臣のセルゲイにさらわれた。大臣は姫と引き替えに領主の地位を要求。このワンパターンな事件に怒りを覚えたリナは、事件解決に協力する。セルゲイのもとへ向かうリナの供につけられた騎士は、欲求不満妄想男：ユーリィと、早とちり悲観老人：ラインツ。３人はセルゲイのアジトに侵入するが、ユーリィとラインツは自分の妄想を実行に移そうと我先に姫のもとへ向かってしまった。
ゼルガディスは立ち寄った小さな村で、駆け出しの傭兵：マックに剣をつきつけられる。聞けば、最近この村は正体不明の怪物に襲われているらしい。怪物退治を引き受けたゼルとマックは、村の端に現れた異形を追いかける。
予算横領で地位を剥奪されたレンジャー：ブルードとその子供のカミーラ、テリウスが山や森を荒らしている。レンジャーのジョッシュの依頼を受け、リナとナーガは息を切らして道なき道を歩き回る。疲れたリナはジョッシュを言いくるめて町で休憩しようとするが、その町で本当にブルード親子を見つけてしまう。３人はばらばらにブルード親子を追いかけ、リナはテリウスを味方に付けることに成功するが、ナーガは逆にカミーラに抱き込まれてしまう。
隠れた名物：ラテル芋を求めて村を訪れたリナは、いきなり予言に記された勇者呼ばわりされ、もうひとりの勇者：ランプ職人の息子のメーデルと共に「ニブスの村の大魔王」ジェイコブを退治することになる。しかし、リナと同様ラテル芋につられ、ジェイコブの味方についた者がいた。その名は白蛇のナーガ。リナとナーガの、ラテル芋をかけた戦いが、今始まる。
プロキアム・シティ魔道士協会評議長：クラーク＝サンドリットは、「赤い糸切りのリナ」に、息子と変な女を別れさせて欲しいと依頼する。所構わずいちゃつくバカップル：マーカスとレイチェルに「愛のキューピッド」呼ばわりされて精神ダメージを受けたリナは逃げようとするが、バカップルにまとわり付かれてしまう。突然出てきたナーガも精神ダメージを受けて撃沈した頃、４人の前に縁切り業者：ギルメジアとルロウグが現れた。
リナは、テシーモの村の魔道士協会評議長から、村の豊作の祭りに精霊役として参加して欲しいと頼まれる。リナは楽な仕事だと思って引き受けるが、その祭りはどう見ても邪悪な儀式。思わず攻撃呪文を投げ込んだリナは、文句を言いに来た祭りの実行委員長：クレヴィルの疑いを晴らすべく、村人に祭りの作法を教えた「アドバイザー」ラガスタインの家へ向かう。向かってくるナーガと三角ずきんをかぶった村人たちを吹き飛ばしたリナは、ラガスタインと対峙する。
道ばたで女装してうずくまってる純魔族：ラギアソーンを見かけたリナとナーガは見なかったことにして通り過ぎようとするが、ラギアソーンのボケに思わず突っ込みを入れてしまう。しぶしぶ事情を聞くと、ラギアソーンのペットの魔王竜：ジョンがいなくなってしまったのだという。その上、ジョンはラギアソーンによって犬ぐらいの大きさの生き物に姿を変えられており、怒らせると暗虚吠を吐くらしい。リナたちは、ジョンを領主に献上しようとする猟師：ドナルドの後を追う。
果物屋のおばちゃん：カーシャ＝ライドパークから、家出娘：マーリーンと話し合う機会を作って欲しい、と頼まれたリナ。何故か黒づくめでプロっぽい物腰のカーシャさんと一緒に、リナはマーリーンのいる犯罪結社：ネルローネ・ファミリーの本拠へと向かう。リナの前に現れたマーリーンはカーシャさんの名前を聞くと震えだし、「訓練」が嫌で逃げ出したと告白する。故郷の姉ちゃんに同じような目にあわされていたリナは、マーリーンが母親との決着をつけるのに手を貸すことにする。
リハード王国に侵入した、敵対国セレニアス王国のおまぬけ諜報員：ミリエラに、仲間と間違えられたリナ＝インバース。リハード王国のエージェントを吹き飛ばしたリナは、さっさとリハードから立ち去ろうとするが、ミリエラに母国までの護衛を頼まれてしまう。リナとミリエラは街道でおかしな気配に囲まれるが、その気配たちは何故か２人を襲うことなく消える。２人は、馬で追いかけてきたリハードのエージェントたちと対峙する。
リナは、シュリガン・シティの魔道士教会から、最近ちょくちょく荒らされるようになった書物の警護を依頼される。司書係のニケアや副評議長のマリーンの協力のもと、（やたら偉そうなグリダイ評議長に腹を立てつつ）リナは書庫の見張りを続ける。しかし、誰も入らなかったはずの書庫の本が幾度も被害に遭ってしまう。
長雨で小さな宿に足止めを食らったリナの前に現れたのは、マーリーン＝ライドパーク。どうやら彼女の父親が彼女を「テスト」しているらしい。あの一家に関わり合いたくないリナは逃げようとするが、マーリーンに無理矢理引き留められ、金貨100枚でマーリーンのサポートを引き受けることになってしまう。
リナは、ロード・ジオラントの親衛隊長：マディックから、ロードに呪いをかけた魔族を倒して欲しいと頼まれる。しかし、呪詛の声はナーガの笑い声だったし、黒幕だと決めつけたロードの弟は本当に黒幕だったし、呪術師：ソリスの家も突き止めた。事件はあっさり解決するかに見えたが、ソリスは家におらず、別の場所で呪術を行っているらしい。
おいしいケーキの噂にひかれ、キュリアン・タウンの「ジョージのケーキショップ」を訪ねたリナ。しかし、「理想の素材」が誰かに盗まれてしまったため、店は休業中。リナは、ケーキを食べるため、スイートポテトの見張りを引き受ける。けたたましく叫んだりうねうね動いたりする代物がスイートポテトかどうかはさておき、リナとジョージは、畑を荒らしていたキメラたちの捜索に向かった。
青年が剣を捨てようとした瞬間、横から声をかけてきた、黒髪の妙な男。小さな漁村の食堂で、２人は再び出会う。その青年―――ガウリイと、黒髪の男に、村長が何やら依頼を持ちかけてきた。しかし、村長のおごりの料理には毒が盛られており、２人は武器をもった村人たちに襲われる。２人は、山狩りまで始めた村人たちの１グループを捕まえて事情を聞こうとするが、その村人は突然誰かに殺されてしまう。
リナは、ケーキ屋のパティシエ：ジョージから、逃亡した、品種改良の失敗作を退治して欲しいと頼まれる。その失敗作のスイートポテト？は、生きていない植物を栄養源とするため、放っておけば全ての木造建築がスイートポテト？に食べられてしまう恐れがあるという。リナとジョージは、途中で偶然一緒になった山中訓練中の兵士５人と共に、スイートポテト？の潜伏先とおぼしき廃村に向かう。
滝の観光地：フォスーデに立ち寄ったリナは、ごろつきに絡まれていた少女：ドロシーを助け、彼女の母親：メリナが経営するクランベリー亭に泊まることになる。観光を独占しようとするヴィーキング・ホテルのオーナー：ディランの、クランベリー・インに対する嫌がらせに腹を立てたリナは、同じく腹を立てて屋台を吹き飛ばしたナーガと共に、ヴィーキング・ホテルからの破壊工作員に立ち向かう。
ゴブリンハンター：フォルクスの獲物を倒してしまったリナは、彼の師匠に事情を説明するため師匠の家に同行することになる。しかし、家の中で倒れていた師匠は、ゴブリンハンターに受け継がれる剣：ゴブリンスラッシャーが兄弟弟子のガイナスに盗られてしまったと言い、リナも剣の奪還を手伝うことになる。リナとフォルクスはトゥームの町でガイナスを捕らえるが、剣は既に売り払われた後だった。
世界動物愛護連盟の依頼を受ける羽目になったリナとナーガは、猫耳をつけた愛護連盟ラルティーグ南支部長：ニッキーのペット犬のケルちゃんを探すため、地下遺跡に降りることになる。以前に派遣されたケルちゃん救出部隊は愛護連盟のメンバーであるため、動物であるコボルトを倒すことができず、遺跡の中をさまよっていたらしい。リナとナーガ、それに救出部隊の男たちは、地精道で掘った穴から脱出するが、地上ではニッキーたちが待ちかまえていた。
以前の事件で珍しいコボルトを倒し、副支部長の動物虐待黙認の原因を作ったリナを制裁するため、世界動物愛護連盟ラルティーグ十二支部長が現れた。挑戦状を無視するリナに、動物耳をつけた支部長たちが次々に攻撃をしかけてくる。
リナとナーガが立ち寄った町には、あちこちに「200」と書かれた看板や垂れ幕が。お祭りの最中なのだが、祭りの由来や「200」の意味は誰に聞いても分からない。２人は物知りと名高い長老のもとへ向かう。
モンテール・シティ魔道士協会評議長のミルトンは、孫かわいさのあまり隣町のケールと対決することになり、リナに攻撃呪文の伝授を依頼する。秘本：『郡狼黙示写本』を読ませてくれるという報酬に釣られて、リナは協会で禁じられている攻撃呪文の伝授を引き受けるが、教える呪文を選ぶ際にミルトンが足をくじいてしまう。仕方なくミルトンじいちゃんを背負って二人羽織状態で競技の場に向かったリナを出迎えたのは、同じく二人羽織状態のケールだった。
おいしい冬野菜：雪アスパラガスを食べるために、産地であるリシアルド村に向かったリナは、途中で誘拐された女の子：マリリンを助ける。雪アスパラ食べ放題のために村長から野党退治を引き受けたリナは、マリリンの父であるクライヴに手を貸すことにする。以前の仲間であるクライヴの力を必要とする野党たちは、再びマリリンをさらい、リナとクライヴは置き手紙で指定された場所へと向かう。
街道で突然ゴブリン、ミノタウロス、ハーピーなどの『闇の獣』たちに囲まれたリナを助けたのは、怪しい人語を使う美形マンティコアのメギガだった。メギガの話によれば、彼と同じマンティコアのゴルバが人間を脅威と感じて「闇の獣」を集め、何かをしようとしているらしい。リナはゴルバを止めようとするメギガを手伝うことにして、町での聞き込みを開始。ゴルバたちのアジトとおぼしき遺跡を発見する。
リナとナーガは、食堂で偶然ケールとミルトンの孫とその両親に出会う。聞けば彼らは、突然マッチョになったじいちゃん２人を怖がって逃げてきたらしい。孫の泣き声を聞きつけて襲い来るじいちゃん２人をなんとか足止めしたリナとナーガは彼ら家族に手を貸すことになり、じいちゃんがマッチョになった原因を探るべくルイーズの町を再び訪れる。